鎮守の森・南大沢八幡神社の概要
現在の八幡神社は、氏子の皆様方を母体として、近隣の崇敬者の方々のお陰様を持ちまして、美の八幡神社の建造物になってまいりました。
尚、これを維持していくためには、責任役員をはじめ氏子全員の方対象に、少なくとも各組の役員様方と連携を取り合いながら守っていくしか道はないと思います。
そこで現在の八幡神社に祀られています神様について紹介いたします。
南大沢八幡神社 責任役員兼総代 谷合 邦雄
南大沢八幡神社について
八幡神社は「神」と「仏」とが祀られています。
◎ 伊勢神宮 天照大神(てんしょうだいじん)「天照大御神(あまてらおうみのかみ)」
◎八坂神社 「牛頭天王(ごずてんのう)」「素戔嗚尊(すさのをのみこと)」
◎諏訪明神 「大国主命(おおくにぬしのみこと)」「阿弥陀仏(あみだぶつ)」
武蔵風土記にある南大沢八幡神社の話。
何のために神社を作ったのか…
病気にならないように、昔の皆が安心して生活ができるように。
地震、台風、大雨によるがけ崩れ、自然災害が起こらぬように。
天正七年「西暦一五七九年・九月吉日」
2024年に創建445年を迎えました。
因みに、武蔵風土記にある神社が建てられた三年後の天正十年は、織田信長が本能寺のあたりで明智光秀に討たれた年です。
参拝について
南大沢八幡神社の賽銭箱の前に神拝詞「となえことば」
祓え給い 清め給え
神(かむ)ながら 守り給い
幸(さきわ)給え
参拝は、ニ拝二拍手一拝でお願いいたします。
八坂神社について
京都祇園にて八坂神社とは、平安京遷都(七九四年)以前より鎮社する古社で「祇園さん」と呼ばれ親しまれておりました。
京の東側を昔から守ってきた八坂神社は祭りごとが大好きな神であり、日本神話の重要な神様・素戔嗚尊(すさのをのみこと)・祭神とする神社の総本社で、疫病退散・無病息災・厄除け・夫婦和合・商売繁盛の御利益があるとされています。
八幡神社御神木について
八王子市指定天然記念物「南大沢のオオツクバネガシ」
この木は、明治十三年正月の八幡神社の火災により災禍を受けて、枯死してしまったと思われていましたが、しばらくして再生したので、地元では「不死身のアカガシ」として大切にされていました。
当時はアカガシと言われていましたが、実際には高尾山中のものを標識樹としたオオツクバネガシで、アカガシとツクバネガシとの間種であった。
ツクバネガシ
「衝羽根樫」は正月遊戯の「追い羽根」に使用する羽にて、葉が小枝の先に四枚出ていることから、名づけられたと言われている。
平成二十年一月三十一日
八王子教育委員会より市指定天然記念樹として、現在樹木医及び天然記念物担当者が視察に来て、少しでも長く持ちこたえられるよう、神社の管理及び市の担当者と連絡を持ちながら管理していくこととなりました。
皆様方にも南大沢八幡神社をよろしくご協力の程、お願い申し上げます。